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2024.11.05
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ある日、私はビルのエレベーターに一人で乗り込み、目的の3階のボタンを押しました。しかし、エレベーターはなぜか3階に止まる気配がありませんでした。何度ボタンを押しても無反応で、代わりにエレベーターはまったく意図しない方向へと進んでいきました。表示された階数が次々と変わる中、突然「-1階」という見慣れない表示が目に飛び込んできました。そんな階数は見たことも聞いたこともなく、エレベーターのドアが開いた先には、まるで異世界のような不思議な光景が広がっていました。薄暗い空間には、どこか不気味な雰囲気が漂い、見たこともない植物が生い茂っていました。妙に冷たい風が吹き込んできて、足元から背筋にかけて冷たさが走ります。私は思わずエレベーターの外に出ようと一歩踏み出しましたが、その瞬間、何か得体の知れない不安感に襲われました。目の前に広がる未知の空間に引き込まれそうな感覚に囚われ、足を踏み出すことをためらいました。ここから先に進んではいけないという直感が働き、私は立ち止まりました。考え直して、再びエレベーターの中に戻ると、心臓が激しく鼓動するのを感じながら急いで「閉」ボタンを押しました。ドアがゆっくりと閉じ、エレベーターは再び動き出しました。私は再度3階のボタンを押し、何事もなかったかのようにエレベーターは上昇を始めました。先ほどの異常な体験が嘘のように感じられ、エレベーターはスムーズに3階に到着しました。扉が開くと、見慣れたオフィスの廊下が目の前に広がっていて、ホッと安堵の息をつきました。奇妙な-1階の出来事が現実だったのか、それとも何かの幻だったのか、今でもはっきりとはわかりませんが、あのとき一歩踏み出していたらどうなっていたのかと思います。